正弦関数と言えばベクトル外積で、平方四辺形の面積。 これらを繋げると、正弦減法がベクトル外積の成分計算に対応する。
原点、横軸、縦軸の2次元平面を考える。 単位円上に2点とがあり、軸から偏角がそれぞれととする。 3点と、を頂点とする平方四辺形を考え、その面積をとする。
すると、 三角関数で書けば ベクトル外積で書けば
とは平方四辺形の2辺であるため、面積はと表せる。 また、との挟み角がであるため、。 今単位円について考えているので、。 以上より、になる。
ここで、外積の向きが要注意。 通常、アルファベット順にと書きたいところだが、 の場合、とするにはの順が必要。
一般に、偏角がの単位ベクトルはで成分表示できる。
右辺は既述の順序に違いがあるが、対応した成分計算となっている。