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基底成分表記 のバックアップ(No.2) |
基底成分表記 ベクトルの成分表記には、列ベクトル これに対し、猫式ではベクトルを 対応する基底と成分の倍積を成分ベクトルと呼ぶと、全成分ベクトルの和がベクトルの値になる。このため、基底と成分の位置さえ対応していれば、 混合基底 ストークスの定理を列ベクトルで書くと、前回のベクトル置換積分では列ベクトルで記述して これをベクトル演算だけで無理に計算しても失敗する。正しく計算するには、 猫式では、区別のため、 また、混合ベクトルの一般型として、 ベクトルの二項演算 混合基底の演算もベクトル同様に、通常ベクトル演算、 微小ベクトル演算、混合ベクトル演算と分類できる。実際、ベクトル置換積分で登場するのは3種類の通常ベクトル演算と3種類の微小ベクトル演算のみで、混合ベクトル演算は出番無し。以下に、その6種類の演算を表に纏める。これらは作用する基底にしか影響を与えず、他方を成分扱いするため、ハイライト表記で記述。また、スカラの基底は
一般的に、通常基底も p ベクトルとして 成分基底表記も、元々はこのギャップの橋渡しのために考案した表記で、演算子を 成分基底表記によるストークスの定理 ストークスの定理は、猫式の基底成分表記とベクトル積分演算子で表記すると次のようになる。
通常ベクトルの内積による簡略表記 上の計算途中で、 これを利用して、 これより、微小基底の3種類の演算は次のように書ける。
この簡略表記と猫式のベクトル微分演算子により、ストークスの定理は次のように変形できる。 まとめ・つなぎ 今回は、微分形式を経由して、積分公式を導きいた。ベクトル形の積分公式と微分形式を橋渡しするため独自の表記を用いたが、個々の手順自体は合法的。やってることは、 これと同じことを、前回は 直観的センスとしては、今回は 微分形式では、1次形式が線積分、2次形式が面積分、3次形式が体積分に対応。3、2、1の次は0。体、面、線の次は点。というわけで、次回、0次形式に対応する「点積分」。 |