凌宮数学のヤリ方 のバックアップ(No.3) |
記号法工学や物理の記述に、言葉ではなく、数式を使うのは、無駄が無く要点を押さえているためである。上手い表記記法では、公式を覚えなくとも、記号を操作する感覚で答えを楽々と作り出してしまう。 例えば、微分の連鎖則は次のように表記できる:
ダッシュ表記では、恐らく但し書きとセットで公式を覚えるしかない。対して、分数形表記ではのような約分の感覚が使える。この感覚さえあればのように微分の鎖を自由に操れるが、これをダッシュ表記法を使ってたら書くのも読むのも面倒なことになるだろう。ここに雲泥の差がある。 猫は楽をするべく、分数型表記のような便利な表記法を選ぶ。満足できる表記法が無ければ、独自の表記法を作り上げるまで。そこまでして楽をするのが猫のヤリ方である。 |