キリン
職場にキリン好きが居たもんで、適当な複雑さのテストとして、成り行きでキリン。
自動サポータ
適当にダウンロードしたSTLファイルをスライサに食わせたら、っぽいのが出来た。
っぽいってことは、詰まるどころ、不合格であ〜る。
まず、キリンと言えば黄色にしたのがマズかった。
白インクに最適化されているためか、黄インクの出が悪く、温度設定が合わない疑惑。
ところが、専用スライサなため、弄れるパラメータが殆ど無く、為す術無し。
次に、白インクに戻すと更にキリンっぽいのが出来た。
尻尾や首下の焦げさえ無ければ合格に判定してもアリかと思う品質。
ところが、焦げた部分には、空中印刷したような模様だったので調べると、
スライス結果の時点で、サポータが本体に届いてないことが判明。
届いてないから、尻尾や首の印刷時にインクが宙に浮き、ヘッドに絡まって焦げる。
サポータについてサポートに報告したものの、調査するということで、
サポータは暫し使えない結末に・・・
では、上半分と下半分で分割しては・・・と思ったら尻尾は解決、
だが、首は構造上、サポータは欠かせない。
手動サポータ
サポータを正しく生成できないなら、サポータを描いてやれば良い。
安全係数を掛けてるので、無駄に頑丈なサポータになってしまったが、
きちんとサポートできるのです!o(`⌒´*)oエッヘン! (←ココ大事)
表面仕上げ
上下を合体させ、積層模様を消しながら塗装可能な粗さに磨き、下塗り、上塗り。
地色を塗って、模様を入れたら完成☆
ノウハウ
- インク
- サポータ
- 自動生成は使えないレベル
- モデリングソフトでサクッと描いたほうが早い
- 表面処理
- 0.2mm積層で出力しているため、積層模様が目立つ
- 砥石で粗めに削れば、積層が目立たなくなる上、塗料の乗りが良くなる
- 着色
- 時間短縮のため三菱のPOSCAを使ったが、表面を磨けば色の乗りは完璧
- 色数も多く手軽で、高速プロトタイプには3Dプリンタと相性が良い