新日鉄ソリューションズ株式会社、略称NSSOLは、システムインテグレーターである。事業内容は、経営戦略と情報システムに関するコンサルテーション、情報システムのライフサイクル全体にわたる企画・設計・開発・構築・運用・保守・管理である。また、情報システムに関するソフトウェアおよびハードウェアの開発・製造および販売・賃貸も行い、情報技術を用いたアウトソーシングサービスやその他各種サービスを提供する。

2012年4月11日(水曜日)朝刊 9[企業総合] 14版システム技術者クラウドに転換

情報技術大手である富士通とNECがそれぞれシステム技術者の再教育に乗り出す。ネットワーク経由でソフトウェアや情報システムを提供するクラウド事業を拡充するのが狙い。

2012年4月26日(木曜日)朝刊 13[企業2] 14版NEC、環境・クラウド軸に

NECはクラウド・コンピューティングや環境分野の競争力を高める目的で中央研究所に人材や資金を集中させ、顧客の要望を素早く研究者に伝え、サービスや製品に反映する仕組みを作り、早期の収益力改善を目指す。

2012年4月26日(木曜日)朝刊 13[企業2] 14版クラウドに全面移行 ガリバー 運用コスト3割減

中古車買取チェーン最大手のガリバーインターナショナルは来春をメドに、業務用の情報システムを全面的にクラウド方式に切り替える。日本の大手企業が全システムをクラウドに本格移行するのは珍しい。

新日鉄ソリューションズ株式会社、略称NSSOLは、システムインテグレーターである。しかし、売上高のうち、親会社向けが占める比率は2割程度と小さく、多くの企業や官公庁を顧客とする。 システムインテグレーターは、情報システムの開発において、コンサルティングから設計、開発、運用・保守・管理までを一括請負する情報通信企業である。これまで、顧客企業の要望を解析し、システムを作り上げる業務が主体だったが、市場が既に飽和しつつある。これからは、ネットワーク経由でソフトウェアや情報システムを提供するクラウドサービスが主流となり、顧客にシステムを売り込む必要がある。 去年の大震災により電力の安定供給が問題となる今、クラウドは節電する技術としても注目されている。また、高性能携帯電話スマートフォンなどの高機能端末の普及に伴い、クラウドはスポーツや農業のサポートまでと、非常に大きな市場開けている。 例えば、中古車買取チェーン最大手のガリバーインターナショナルは来春をメドに業務用の情報システムを全面的にクラウド方式に切り替える。日本の大手企業が全システムをクラウドに本格移行するのは珍しいとのことであるが、クラウド方式への切り替えはこれから増えていくのであろう。 このような市場の変化に対し、システムインテグレーターの各社も既にクラウド事業への展開を始めている。新日鉄ソリューションズでは、この春、クラウドサービスの中核拠点として次世代データセンターである第5データセンターを建設し、サービスを開始させている。この他、情報技術大手である富士通とNECが既にクラウド事業を拡充するのが狙いで、技術者の再教育にそれぞれ乗り出している。特にNECはクラウドを軸に、予算の95%、うち半分をクラウトに投入し、中央研究所を再編している。 ハードウェアやソフトウェアが顧客各社に分散し、著作権などの問題により技術の流用が難しく、開発・保守が高くつく従来型の情報システムに比べ、クラウドはシステムの統合という意味で、開発・保守コストの低下が狙える。このため、クラウド方式への切り替えは、システムインテグレーター各社にとっては、システムの規格化がコストの面での競争力を決める鍵であると考えられる。そのため、様々なニーズに柔軟に対応できるクラウドおけるフレームワークの策定が必要であろう。工業分野での規格化では日本企業が世界の各国に遅れを取っているが、クラウドの規格化では是非リードしたいところである。 

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