3次元の場合、垂直条件:かつであるため、という関係が成り立つ。 このため、任意の比例定数を使って、と書ける*1。
正規条件:より、。 はスカラであるため、。
よって、。 したがって、逆基底表記は、のを記号的に省いたものと捕らえて良い。
ただし、具体的に何が省かれるかは次元によって異なる。 1次元では何も省かれずにスカラ除算として成立する。2次元では例えばが省かれる*2*3。 4次元以上では、書くだけでも4次元のベクトル積*4を表せる外積代数*5の知識が必要だが、イメージするだけなら直観的に残りの基底を掛け合わせた分母と分子を省く感覚で良い。