世の中には実数を全て厳密に表すことができず、実験や工学では近似値として扱う必要がある。 そこで、有効数字という概念が登場し、近似値が表すことになる値の区間を考える必要がある。 有効数字を正しく扱えないと、正しい結果が保障されなくなる。
しかし、世の中には便利な区間表記が無いせいか、 高校や大学の授業で有効数字の扱い方を教しえるものの、 有効数字の表す区間として扱って評価する例はあまり見かけない。
そこで、最近見かけた問題を区間として有効数字を解析してみる。
https://twitter.com/y_bonten/status/649834242617118720 より 常用対数で大きい整数の桁数を予測する問題において、有効数字の配慮不足で誤答に至った例が紹介された。 丁寧にも、正解とされた方も、有効数字に対する配慮が足りず、正解の保障が無いことも指摘されている。
例題に丁度良いので、以下引用:
不正解