区間演算で見る有効数字 のバックアップ(No.7) |
【作成中】概要世の中には実数を全て厳密に表すことができず、実験や工学では近似値として扱う必要がある。 しかし、世の中には便利な区間表記が無いせいか、 そこで、最近見かけた誤差の問題を区間として扱ってみる。 問題https://twitter.com/y_bonten/status/649834242617118720 より 例題に丁度良いので、以下引用:
結論から言うと、有効数字の観点から、どちらも「よって」が言えない。 区間演算で見る有効数字以下では、同じ問題を区間演算で考え得るずれを可視化してみる。
まずは、本当に誤答に至った 〔教師による不正解〕 つぎに、正答とされている 〔生徒による正解〕 不正解の方は下限のと上限のの整数部が異なるため、 相違の原因誤答に至る原因を探る前に、まず、相違の原因を明らかにする。 ここで言う簡易表記とは、四捨五入に基づく誤差付き数の小数表記である。 小数による誤差付き数の表記で重要なのは、誤差区間の幅が最小桁の重みに固定されている点である。 しかし、式変形において加算のために誤差の区間が倍に拡大されているのが分かる。 問題を単純にするためについて考えると:
幅が1の誤差付き数を足した結果の幅は2になるため、厳密には簡易表記では表せない。 誤答する可能性がある、もう一つの原因まとめ・つなぎ対数の有効数字を扱った例: http://photo-m.tp.chiba-u.jp/~yjo/tips/sign_figures.html |