数学では「特性方程式」という言葉が次の異なる分野で登場する:
これらは互いに繋がってはいる。 しかし別々に学ぶためか、繋がるように説明されない場合が多い。 数列を学ぶときは、微分も行列も知らないから仕方ないとして、 微分は微分、行列は行列と、わざわざ数列と比較することは少ない。
実際問題として、数列では特性方程式を手段として覚えさせるも、 なぜ上手く行くかについての説明が不十分で、再利用し難いのもある。 「とをと置いて解くのを覚えろ」は解法しか教えてないから論外として、 「等比数列の漸化式に変形する」説明もまだ具体的で比較すべき本質に遠い。
数列さえ線形演算子で見れば3つの特性方程式が簡単に繋がる。 微分方程式は線形常微分方程式に限られるし、行列は言わずも線形である。