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基底による常微分と偏微分の区別 のバックアップ(No.9) |
概要 一般に、微分には常微分と偏微分の区別がある。 他方、凌宮数学では逆基底を導入し、全微分をベクトルの成分分解に帰着させている。 以下、逆基底の観点から常微分と偏微分の表記法を再考する。 逆基底による微分の意味付け
微分と座標系の関係 凌宮数学では双対基底に基づき逆基底を導入している。 例えば、偏微分 具体的に、 座標系から見た関数関数 座標系間での文字衝突 座標系 座標系明記による回避 回避手段として、まず考えられるのは厳密な偏微分 文字の区別による回避 座標系に着目する立場を取る場合、 例えば、 文字による座標系の書き分けでは、両方の表記において また、この書き分けは、 ラグランジュ微分のオイラー表現 連続体力学では以下の2つの座標系が良く用いられる:
空間座標で考える場合、任意の物理量 各座標系における時間に関する偏微分は異なり、 ラグランジュ微分をオイラー表現で記述すると次のようになる:
これに対し、空間座標を *5
wikipedia/物質微分>https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%89%A9%E8%B3%AA%E5%BE%AE%E5%88%86
*6 地球流体電脳倶楽部/理論ノート/連続体の記述>https://www.gfd-dennou.org/arch/riron/renzoku/kijutu/pub/kijutu.pdf *7 ラグランジュ微分を ![]() ![]() これは常微分ではなく、飽くまでも記号衝突を回避するための簡易表記でしかない。 回転座標系における相対微分 回転系の力学では以下の2つの正規直交座標系が良く用いられる:
回転系では、慣性座標系と回転座標系の2つの座標系が良く用いられる。 各座標系における時間に関する微分は異なり、 これに対し、慣性座標系の時空間を |