凌宮組立術:ベクトル三重積の公式は、ベクトル公式の中でも非常に覚えにくい。 (1) 垂直の垂直で元の平面 ⇒ 平面上で成分分解まず、左辺のについて、 同様に、はに垂直。 というわけで、はとと同一平面上にある。 ここで、にはスカラの係数が、には「」または「」の符号が入る。 (2) 次元解析 & スカラ積=内積次は、が3つの文字の掛け算であるため、次元は掛け算の種類を問わず、の次元である*2。 さらに、係数はスカラ値である必要があるため、は自ずとスカラ積すなわち内積になる*3。 *2
次元が良く分らない人は物理単位で考えば良い。例えば、が[m]、が[s]、が[g]とか。
*3 実際、2つのベクトルからスカラ値を作る積は内積だけではない。しかし、どれも内積よりはずっと複雑になる。幸い、ベクトル三重積は意外に簡単であるので、一番単純な内積で良い。 (3) 極端な例で符号判定外積の交代性でであるため、右辺もとが交代したらマイナスになる。 この符号は外積の立体的な回転を2回も考える必要がある。
というわけで、の前が「」、残るの前は「」となる。 他方、紛らわしいも全く同様に置換すれば良い。
というわけで、の前が「」、残るの前は「」となる。 まとめ・つなぎベクトル三重積の公式やに関して、
なお、各ステップの意味合い、および、符号決定の別手法は「ベクトル三重積公式の補足」にて補足する。 |